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食いそうで食わない?

98年からアクアリウムを始めました。熱帯魚と水草そしてエビとカエルとラムズのコミュニティタンク(混泳水槽)で試行錯誤した結果をブログ記事にしています。

水槽用LEDライトの感想【人柱】

アクアリウム用LEDライトの、ゼンスイ60cm用ピンク、ルシファパワー600、バイタルウェーブ3W、クリスタルエリート20UVレッドブルーを使って1年ほどになるので人柱情報を残します。2015.12.30追記修正


結論からいくと、水深がある場合は、距離減衰しやすい蛍光灯やメタハラより、LEDの方がずっと水草を育てやすいけど、白色LEDだけだと色が薄く見える(例外ありゼンスイパーフェクトクリア)。

だから水草をモサモサにするならLED多灯、鑑賞するだけなら蛍光灯っていう使い分けができればいいけど、スペースの都合などでそうは行かないのが悩みの種。

育てやすさはレンズ付きでLEDが集中しているタイプが別格(スポット形LED)、こちらは赤系水草の下のほうまでも赤くできました。また種類も豊富で光の混ざり具合もいいので蛍光灯をつかわなくても鮮やかさを求めることは出来ます。

自作フードを付けているので普段は目立ちませんが、外すとごちゃごちゃ。

奥の細長いアルミがルシファパワー(20W、ギリギリ手で触れる熱さ)
手前の斜めになった太長いのがゼンスイピンク(10W、厚みは薄い、夏でもほかほか程度)
右端の小さくて丸いのがバイタルウェーブ3W(3W、ギリギリ手で触れる熱さ)
丸い大きい方がクリスタルエリート(20W、ギリギリ手で触れる熱さ)

すべてタイマー、調光機能なし。

水槽の上にスペースがあるなら、最初から丸いスポットLEDに絞ったほうがいいです。使いやすくてパワフルで波長にバラエティがあるから。スペースがないなら光が強いルシファパワーが次点。後発の各社薄型LEDを差し置いてこれだっていう理由は後でわかります。


  
左が従来のライトで崩壊させてから薄型LED導入直後の時期、右が最後に買ったクリスタルエリート導入後約一年後。

では購入順にレビューしていきます。

ルシファパワー

20W。横長で薄型。幅も狭いです。

水槽奥に置いた状態。2本置いて手前からも照らすのが常道だろうと思います。

手前から照らしていた頃の写真。

幅81cmの水槽なので60cm用のルシファパワーのサイズが中途半端に見えるけど、60cm水槽に使う分には気にしなくてOKだと思います。

明るさと照らし方に特色あり
綺麗な白さと蛍光灯3本分の高照度(公式発表、ユーザー未確認情報では照度は規格水槽の底で約5000lx。三本分を軽く超えています)。

リフトアップしたアクアスカイ601と同程度の照度という記事も見られました。たった20Wで。いい時代になりました。

配光性能が神
長方形に真下を照らすので「レンズ付き薄型LED」にありがちな明暗のムラがないです。

配光が、長方形の水槽の形状にそっていて好都合

光を狭く集中しているために消費電力のわりに明るくできたみたい。

うまい置き方をすれば、コケが着きやすい部分を遮光して綺麗に維持できます。とくに前面ガラスを照らさないようにできるので好都合。陰性水草は間接光でも十分育つんです。

ただし前後に狭いので60cm規格水槽全体を照らすには2本以上必要です。

真下を照らす特性を生かして、100円のフックをペンチで曲げて、斜めに設置するとガラスを照らさずコケ防止になったり、照らす範囲を広く取れたりします。


奥に落ちているのは自作フード。これは発泡スチロール板に黒い紙を張ってグルースティックで張り合わせてますが、金属製の100円レンジフードが素材的によさそう。

深さと草種によっては数本必要
この水槽は深いので20W蛍光灯3本や4本じゃ全然足りないし4本以上置けないけど、ルシファパワーは何本も置ける細さだから何とかできそうではあります。

ロタラインディカはLEDを足せば足すほど美しくなっていったし、奥行きがある水槽には範囲が足りないので。

取り扱いやすさ
ACアダプタとスイッチはコードの途中にあってコンセントを圧迫しないように配慮されています。コード長にもかなり余裕がありました。

ACアダプタが大きいです。大きいほうが壊れにくいと言われています。

いろいろと、とてもよくできたライトです。

演色性
演色性は普通の白色LEDらしいもので、赤と緑色の発色はやや薄め?

白色LEDの蛍光体の特徴で黄色の波長が強くなり、緑の葉の色をやや薄くしてしまうことは避けようがないみたいです。

蛍光体を使った白色LEDは皆こんな感じ。例外といえるのは東芝「キレイ色」と、RGBフルカラーLEDのステージ照明など高価なもので、メジャーどころのアクア製品はゼンスイ「パーフェクトクリア」だけです。

でもよくあるアクア用2波長の蛍光管も色が薄いので普通っちゃ普通ですかね。

白色LEDはネオンテトラの青はとても鮮やかに見えます。グラミーの黄色も鮮やか。だから好みが分かれるんでしょう。

放熱性
夏はヒートシンク(ギザギザした金属)がぎりぎり触れないぐらいの熱さ。長持ちさせるために微風を当てたほうがいいのかも。

2012年から2014年の2年間で暗くなった感じはしません。

ルシファパワー総括
2波長の光なので魚の色はきれいで水草の色はそうでもないですが、高照度でガラスを照らさないからコケ掃除が楽っていう水草水槽に合った性能なところがジレンマ。

欲を言えば白色LEDはゼンスイパーフェクトクリアに使われているような3波長LED版があれば水草水槽に完全にマッチするはずですが。

さらに2~3灯形で角度変更できて吊り下げパーツがあれば決定版的な性能なんだろうけど。

ハイタイプの水槽で有茎水草を育てるためのライトの選択肢を、こうした薄型LEDだけに絞った場合だったら、ルシファパワーを2本傾けて設置するのが、今のところ現実的。

ゼンスイLEDランプピンク
これも横長で薄型。

現在は3波長を強化(従来の白色LEDでも鮮やかな青に加えて、赤と緑も鮮やかになる)した新モデル(ゼンスイ LED PLUS パーフェクトクリアー )が出ていますが、購入時は白、ブルー、ピンク、レッドぐらいしかありませんでした。

光源はピンクなのに、写真のように水槽内はオレンジっぽく写ります。夕焼けのような感じですね。

照らし方はルシファパワーよりソフトで満遍ない蛍光灯的な配光。その分ガラス面を照らしてしまうのがコケの元になってしまって困ってます(量はちょっとだけだけど)。

ゼンスイLEDはACアダプターが壊れてライトが点滅する不具合をおこすことがあるらしく、これも点滅してアダプターを交換してもらいました。

このスペクトルで育つのか
ピンク色を選んだのは蛍光灯のPG管みたいに育成を期待したからで、ネットにはびこった「白色LEDには遠赤色成分(660nmの波長)が少ないから育たない」という「都市伝説」を鵜呑みにしたからです。

その効果は???

たったの10Wにしては「水面」のハイグロフィラを赤くできてます。間延びも抑えられています。

でも枠あり水槽の水面付近は屈まないと見えないので微妙。

明るさはゼンスイホワイトが60cm規格水槽に設置して水底の照度が2200lxあるらしいので、たった10Wで20W蛍光灯1本以上の照度(ホワイトの照度で、ピンクの照度ではありませんし水深が違うので、うちではもっと低いはずですが)。

たしかに高効率ですね。

赤が強めの波長ではありますが、黄色も強くなっているので真っ赤には染まらないっていう感じです。

(ゼンスイピンクの光が当たっているのは手前)

電球色のLEDに青色LEDを足したようなスペクトル。全体的に色温度を上げてオレンジっぽくなることがわかりました。

ゼンスイピンクの水草育成結果は、70Wメタハラ、2灯式蛍光灯より特別よくも悪くもない感じです。

70Wメタハラとの差は微妙。どっちも水面付近専門で根元は専門外という感じでしょうか。

たった10Wながら微妙なラインに到達するというのはすごいことですが。

スペクトルをよくよく調べたら、普通の白色LEDでさえも3波長蛍光灯より遠赤色成分が多いようでした。


図のように普通の白色LED(点線)でも、遠赤色成分は蛍光灯(ギザギザの実線)よりもかなり多め(同等の照度の場合訂正:語弊がありました。頂点を100%で表しているので出力の単位が統一されていないので、同じ照度でも厳密には多いとは限らない、配分がわかるだけ)。

訂正を含め、どちらにしろ、育成面では赤にこだわる必要はなかったみたい。赤が特別多いLEDでないと育たない様子は確認できませんでした

見た目に黄色の強さのせいで赤が薄く見えてるだけです。

ゼンスイピンクのスペクトルは赤がさらに多いです。黄色もその分多いけど。ゼンスイ公式サイトを参照して660nm付近を見てください。

だからLEDライトで赤を鮮やかに見たいときは赤色LEDを混ぜたほうがいいですが、水草を育てるためには、逆に赤いLEDを増やさなくても、照度を高めればよいという感じです。

現在は鮮やかにするにはパーフェクトクリアを選べば済みます。

注意点は同じ時期に出たモデルはすべてLEDプラスという銘柄になっていますが、パッケージのグラフを見る限り、このLEDプラスのなかでも、スペクトルが3波長化しているのはパーフェクトクリアだけです。

つまりストロングホワイトなどは普通の白色LEDのスペクトルです(青と黄色以外の発色が薄いだけですので好みの問題です)。

ゼンスイのヒートシンクは夏でもちょっとあたたかい程度の熱さ。こんなに低温で放熱できるのか心配になるのですが、1年以上経過しても暗くなってはいないようです。

追記:ACアダプターが一年ほどで調子がおかしくなり点滅。ただしアダプター交換で直りました。現在はビームランプファンタジアタイプLDR15L-W/FとスポットLEDだけにしているので使用していません。

吊り下げパーツを取りつけた記事ゼンスイLEDのリフトアップもどうぞ。

バイタルウェーブ バイオレット 3W

海水用の青と紫の波長を限定的に出すスポットライトです。


たった3Wにしてはかなり高価なライトですが、紫色の波長は白色LEDの波長のうちでもっとも少ない波長成分のため、つい足したくなってしまいました。

紫色の物は水槽内にありませんが、照らした物が全体的に輝くような感じをうけます。

3Wでもよく育つ
しかもたった3Wなのに急に水草の調子が上がりだして、スポットLEDのすごさを見せつけられました。

実は不具合のおかげもあった
この成長ぶりは、実は怪我の功名みたいなことがあってのことです。

レンズの配光特性は高品質と思えるもので、円形になる光の範囲内は明暗のムラが出ません。しっかり水草ひとかたまりを照らせます。

しかしレンズのチョイスにミスでもあったのか、3発のパワーLEDのうち一発が極端に狭いレンズになっていたという、一種の不具合があった。

良く言えばこの世代のスポットLEDの慣習的なレンズのチョイスだと言えなくもないものですが。

私にとっては不都合ではないので、クレームを入れないでそのまま狭い光を水草の一群にドンピシャで当てて育ててみたら、キレイに育ち始めたというわけです。

その範囲は水底まで達したところでは20cmぐらいでした。

このことで、光をレンズで集めたほうが草が育つ実感がより強くなりました。

リコール対応が待っていた
しかし別の不具合が発覚してしまいます。

その数ヵ月後に紫LEDのレンズだけ劣化するのが発覚して、リコール対応でレンズを交換してくれたのですが、カタログスペックどおりの広いレンズに戻ったとたん、3Wスポットなりの普通な育ち(それでも散光LEDよりはいいかも)に戻ってしまいました。

ちと複雑な心境です。そこは直さなくてよかったんだけど()

交換されると、水槽の半分ほどを覆ってしまう広い角度になっているので、その分、量子束が分散して密度が薄まってしまう、育ちも悪くなってしまうわけです。

手触りは重量感があって持つとゴロリと重い感じです。取り扱いに気を付けないとフタの上に落としたらフタを割りそう。

というわけでトラブル以上に得るものがあったわけで、次に足すLEDもスポット型にしよう!と心に決めたものです。

クリスタルエリート20 UVレッドブルー



八千円前後とパワフルな性能の割りに安価です。

ガラスのフタをしているので、普通の設置写真より低くフタギリギリの高さで設置しました。そのほうが照度が高くなるからです。

買って驚きました。来たよキタキタ!この水槽で初めて気泡を見ました。

換水してない日も毎日気泡ボッコボコ!

バイタルウェーブでスポットLEDのパワーを見ているので予想はしていたけども、とうとうやったかっていう、にやけ顔で眺めてしまいました。

当然、少しでも明るさ、光の量子束を強化したいので、バイタルウェーブとルシファも同じところを照らしていますが、バイタルウェーブのリコール交換期間にバイタルウェーブを外してても結構安定して色を揚げてました。

導入後一週間ぐらいで草の育ちがもさもさっとなり始めた感じ。

ロタラやハイグロフィラは根元から間延びしないで赤くなってくれます。

成長中の葉が明るく照らされていると赤くなるようです。

スペクトル
18000Kで青みが強いですが、紫と赤の波長が追加できる希少なLEDライトです(追記:最近はグラッシーレディオにUVと紫とシアンが追加された淡水用モデルが出ました)。

パッケージのグラフによると、スペクトルが青と赤に山があり他は低く平滑なスペクトル。

紫の波長を追加したモデルだからロタラを赤くできたのか、レンズのおかげでから赤くできたのかはよくわかりません。

同格のスポットライトの中で紫を出さないライトで比較しなければわからないので。

見え方
そこそこ全体の波長成分を含んでいるので物が真っ黒になったりはしません。

ロタラやハイグロフィラはもともと濃い色の草ではないし、赤色に染まった葉はピンクになり、緑色の葉は黄緑っぽく見えました。

赤色の葉については3波長蛍光管より濃いのか薄いのか、蛍光管では照度不足で水面付近しか赤く成長させられなかったので3波長管を基準に表現できません。

逆に、こんなピンクや黄緑は3波長管では見られないんじゃないでしょうか。

写真は白色LEDのルシファパワーとゼンスイピンクをベースにロタラの真上にUVレッドブルーを置いた状態。
 
ゼンスイピンクだけだとこんな色(手前)ですが、二波長の蛍光管もこんな感じのものがあります。

蛍光管のスペクトル例:オセアニアンホワイトトロピカルレッドエキゾチックロゼパンタナルホワイト(この中ではロゼとパンタナルが3波長)

白色LEDベースのライトに強化したい色のLEDを足すとパステルカラー的な発色になるという感じでしょうか。

ネオンテトラの青は強く出ます。白色LEDはシアン(薄青緑色)の波長が弱いせいで隣の青が強く見えるという理屈らしいです。


複数のLEDの混ざり方
写真のようにいろいろなスペクトルで光っているのに、水槽内を見ると、ちゃんと色が混ざっています。

多少のマルチシャドウがでますが、斑模様とかそういう不自然なものとは違い、ステージ照明的な演出効果も得られます。

LEDの集中配置と広めのレンズ
混ざりがいいのは隣り合って集中配置されていることが大きいですね。

もうひとつはビーム角の広さが十分あるので、全てのLEDの光が全域を照らすからでしょう。

ビーム角80度で向きを調整すればガラス前面を照らさないのでコケ防止もできます。

取り付けにはアーチとクリップを使う
ライト用アーチ(60cm~90cm水槽用)にE26クリップで取り付けるのが一般的な方法だと思います。

でも、ちょっと高い位置についてしまうので、もっと近づけて設置したほうが光が強くなるので、アームが長いクリップライトを探しておきました(YAZAWA フレキシブルクリップライト)。 

水槽上部に高さが取れない場合は取りつけられないです。私はTFWのメタハラ用ライトスタンドを使っています。

このモデルは色温度(Kであらわす)が高いので好みによっては青さが気になるかもしれませんので20Wクラスのを表にしました。

RGB+C 白色LEDに青赤緑シアン追加 6500K相当
クールホワイト 白色LEDに青・シアン追加 13000K相当
UVマリン 白色LEDに青・シアン・緑追加 20000K相当
UVレッドブルー 白色LEDに紫・青・赤追加 18000K相当
UVリゾート 白色LEDに紫・青追加 16000K相当


すべて20W、ビーム角80度。

水草の育ちは海水用UVレッドブルーでさえもよく育つので、追加した色や色温度が好きなものを選ぶ方がいいのではないかと思います。色温度の違いは白色LEDと青色LEDの比率で出ています。

普通の電球と違い、ちょっと重みがあるので取り付け時に落とさないように注意した方がいいです。350gだからスポットLEDでは軽いほうだけど。

写真ではいつも照らしたところが白く飛んでしまっていますが、見た目だと明るさは暗くて色が濃い感じがしてます。
 
ピンクに輝く感じが写真にうまく写らないのです。写真とか動画は私のスキルじゃどうにもならない。

水草の育ちがそれまでと全然違います。

水草もクリエリの光へ向ってしだれかかるように伸びて風情を出しています。

ガラス面と陰性水草を照らさないようにしてコケ防止していますのでコケ掃除の回数が激減。
 
10年以上泣かず飛ばずの水槽がここまで来たかという心境です。

コレが最高というわけではないですが、二度と散光ライトには戻れません。

レンズは大丈夫か
 
購入して一年経った頃の状態。劣化着色などはまったく見られません。真ん中の2つが茶色いのは赤色LEDの特徴で最初からこの色。追記:点滅しはじめるまでに着色や暗くなるなどはなし。

ビーム角が広い
スポットだから範囲が狭いのかと思ったらそうでもなく、80度とほかにない広さで、高めに置けば全体的に照らせる感じ。

設置高をガラスフタぎりぎりまでさげてもこの水槽は水深50cmだから、ライトを真下へ向けているとガラス面の前面を照らす部分が結構あり、ガラス面のコケ対策的にはちょっと広いなと思ってしまう広さです。

だから少し後ろへ角度をつけて照らすようにしています。

一般的には逆にビーム角が狭いのを嫌うようですね。まんべんなく水槽内を照らしたいというか。

しかしどうでしょう、水槽の端は水草を植えたところで綺麗に育つわけでもなく、パイプやコード、ヒーターなど特に鑑賞する必要のないものがあるだけですね。

そこを明るくするということは、コードやパイプにコケをつけやすくするだけなのでは。

光が狭いほうが、光子の密度が上がって育てやすいことはバイタルウェーブのことで実感しました。

広いとガラス面に光があたるのでコケ掃除が欠かせなくなり、照度が低くなるので育ちが悪くなります。

クリスタルエリートの80度はユーザーの意見と実態の両者の間を上手くとった選択なのでしょう。

やや奥へ向けて設置したりして工夫すれば、育成とガラス面のコケ対策を両立できました。

それでも180度と80度の照度差は大きい
ビーム角が広い分、ほかの同格スポットLEDより照度は低いでしょうが、それでもレンズなしのライトより圧倒的に高照度らしく、今まで出なかった気泡が数秒に一度ボコッボコッとあがります。

シミュレーターをお借りして照度を計算すると、120度以上の散光ライトはメタハラ150W級の明るさでもライトの50cm下は数百lxまで落ちてしまいますが、80度レンズなら20Wでも3千lxぐらいはキープできてるようです。

レンズの有無だけですごい差があるのです。

深くても気泡が出る程度のパワーがある
うちの水質だと、急に葉っぱから大きな気泡がボコッと出る感じで、サイダーの泡みたいなのはあんまりつかないです。

アルカリ性のほうが気泡が小さくなるらしいし、低pH、低KH、高GH、水深による水圧ありっていうバランスのせいでしょうか。

必要灯数
最初からこれを2灯買えばよかったんですね。

ただ、赤系など草種と水深によっては、2灯で十分足りるとは思ってないです。レンズ付きで数千ルクスあっても、快晴の太陽光を基準に考えれば全然少ないのです。

太陽光は10万ルクス、室内照明を代表する20W蛍光管で30cm下が1500ルクス、50cm下では数百と、大きな格差があるので(この水槽では蛍光管を設置できる限界の4本使って2千ルクスいかない計算で、80度のスポットだったら20W1個で倍ぐらいの計算結果でしたから)。

スポットがほかの照明より明るいといっても太陽光には及びません。

人工照明同士での比較に持ち出すことが多い「発光効率」ですが、電源パーツ込みだと大体50lm/Wでどの方式もほとんど差がないことがわかりました。

ぜんぜん足りてないものを僅差の違いで一喜一憂しても水草の育ちの違いはまず実感できません。

しかしレンズで増幅したら照度が数倍になるので、僅差の発光体の性能よりレンズ(光学設計)の方が大事

ただレンズやリフレクタ(鏡)の品質が悪ければ逆効果です。配光ムラのある粗悪品には何度かやられました。

ルシファパワーと同じ20ワット
ルシファパワーとクリエリは消費電力が同じなので全光束は同クラスだろうと思います。
色がいろいろ足せること以外の違いは配光する場所が丸形か長方形かだけです。

クリスタルエリートは左右どちらか半面を照らし、ルシファパワーは横長に前後どちらか半面を照らす感じです。
どちらも取り付け方しだいで差し込む光に角度をつけられます。

水草水槽用のLEDで実用的なのはスポット系かルシファパワー。

しかし赤系水草をまとめ植えしたら円形になりがちなのと、陰性水草を明るいところに置くと黒ヒゲがついてしまうので、ルシファ主体の構成だとレイアウトを工夫する必要があります。

この写真の照らし方だと陰性水草には明るすぎるので、そのうちミクロソリウムとナナに黒ヒゲが付いてきました。

だからクリエリ一灯で水草ひとかたまりを重点的に照らす方が、光を有効に使いやすかったんじゃないかと思います。

私がアクアを初めて10数年来の悲願、「水槽の一角でいいから赤系水草をしっかり育成したい」という要望にクリスタルエリートがマッチしたわけです。

ですから、水槽の一部だけでなく、水槽全体を一定以上の照度で満たしたい場合、必要な灯数はクリエリとルシファとも同じぐらいかもしれません。

基本は陽性水草が育つまでライトを足す、コケに負けるなら肥料・水質を調整することになります。

追記:2.5年で逝く
2015年追記:ベタボメしておいてアレですが、約2.5年で点滅するようになりました。
電源部分の耐久性はやはり今一。
ですがLED以外に代替手段はレンズ付きメタハラ交換球しかなく、これより安いし寿命も近いから使いがいはあります。
私は現在、特注配置できるこちらを使っています(MR-15LED-E●15W LEDスポットライト●1500ルーメン●光色選択可(白/電球色/…)が、メール等でLED配置の指図が必要なのと、特に耐久性に期待しているわけではないです。LEDを横から覗いてみたら、まったく密閉されてないのを確認、水槽まわりではお勧めしにくいです(ここのショップには防水タイプの製品もある)。

ヤザワダイヤリフレクター
ネット上の蛍光灯を推す声に負けて付けて見ましたが気泡全く出ず。
やざわ やざわ 
左ヤザワ、右ルシファパワー

写真だとよくわかりませんね。

肉眼だとヤザワ純正の3波長電球型蛍光灯の方が水草の色が鮮やか、ではあるけど、差はわずかな感じでもあります。

写真というのは、カメラマンの腕しだいで何でも綺麗に写り、私が撮ればなんでも微妙に写るっていう()

ヤザワダイヤリフレクターの明るさは、一回り大きいヴォルテスで30cmキューブの水底約3200lx(設置高さ記載なし)というネット記事がありましたので、差し引いて察してください。

この水槽ではさらに高さが+20cm近くあり低い照度になるはずなので、ヴォルテスもヤザワダイヤリフレクターも数百ワット級の多灯が必要みたいです。メタハラだって300Wぐらい必要ですから。

10年以上にわたり
照度不足とライトを置くスペース不足で

99年に90cm未満60cm以上の、中途半端にでかい水槽をもらってきて10年以上、2012年10月までは蛍光灯とメタハラ70Wを併用していましたが、レッドルドウィジアが緑色になってひょろっと縦伸び、ナナとミクロソリウムは黒ヒゲに覆われるわガラス面はま緑色になるわで、やがて育成を投げ出し放置気味となっていました。
 
今考えると水深が50cm近くある水槽なので数十ワットクラスのライトではどれでも「照度不足」。
散光だからガラスを照らし緑色に。

上のほうは高照度なので水面付近の葉と、ガラス面の藻類ばかりをがっつり育成する構造問題があったのです。

赤系水草なんて水面付近以外は絶対赤くならない深さ。

スペースが足りないので蛍光灯やメタハラはこれ以上足せません。

そこに昨今の節電ムードをきっかけに、育成はあきらめて、節電用にLEDの情報を集めだし、2012年秋からゼンスイピンクルシファパワーを導入してみたところ、思ったより明るくてびっくり。

10Wや20W程度でも従来のライトに負けない程度の明るさがあるなと感じました。

照度を計った記事をネットで漁るとなかなか高いので体感とも一致。

しかし従来のライトからして光量不足なものを、未知の省エネライトに入れ替えただけっていう感じなので、水草の育ちにはこれといった変化もなければダメにもならないで「地味~」にキープできている状態です。

夏場にメタハラを消灯して秋になり、健康な頂点だけを差し戻して回復を待つ様子。

ロタラ・インディカが矮小化してちょっとかわいいですね。これでもそれなりに楽しめてはいます。

ライトを増やしてイニシャルスティックを入れたらアオミドロが。

この後何ヶ月も猛威を振るいます。

私のような一般人の水槽では「水草が育って綺麗になる」なんて期待はしてませんでした。

しかしLEDが小さいからフタの上のスペースにまだまだ足せます。

LEDのスペクトルを調べて補えそうなLEDを物色しようと思いました。

それまではいったんLEDとメタハラを併設してもっと明るくしておくことに。

後から点灯するとメタハラは発色が自然なのがわかります。

多分上の写真がその頃のもの。

だけど併設しても育ちに大差無し。

育てるのは絶望的な気がしていたけど、白色LEDのスペクトルの谷を補い、メタハラ同様の綺麗な演色性を出したいと思いました。

そこで白色LEDに最も少ない紫色の波長が入ったバイタルウェーブ3Wを追加してみたら、青と紫だから明るく見えないけども、思ったとおり印象がよくなった。紫外線に近いからかちょっと輝く感じを受けます。

ところが草の育ちが急に上がってきたのでスポットLEDの育成パワーというものを感じました。

たったの3Wで変るって事は20Wあったらかなりの変化が出るはず!

まだアオミドロがいっぱいです。


結果は予想通りで、2013年1月にはメタハラを外してクリスタルエリート20UVレッドブルーをと順次LEDに変えていく過程で、水草の育ちが劇的に変ってきました。

ロタラってこんな色になるの?っていう蛍光ピンクな葉っぱが出てきて、「イニシャルスティック入れすぎたし、一時的なもので長続きしないんだろうなー」と漠然と思っていました。

まだコケにまみれていますが、じっくり育てていたら、成長につれてなんとコケが激減



その後水草の本数が増えてコケが減り始めたころ。

 
 
一年後。アオミドロが全滅して何ヶ月も経過しています。
 
その後トリミング。写真の明るさが違うのはカメラの設定によります。
 
安定してから1年以上アオミドロなし、陰性水草に2回黒ヒゲがついて、米酢で赤くして除去。ガラス面2回拭き取り。1年でこれだけ。

イニシャルスティックの効果が切れたっぽい現在では葉っぱの大きさは小さめになりましたが、やっぱり蛍光ピンクの葉っぱです。




こんなにも水槽を変化させるLEDとは具体的にどんなライトなのでしょうか。

どうしてスポットLEDに変えたら水草が育ったのか、スペクトルとか専門用語も知りたい方など、続きはLEDの光って何だ?で。

買うときの注意点は熱帯魚、水草のためのLED選びでまとめました。

ライト以外の管理も含めた細かい状況変化はコケと戦った水草たちをみてください。

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