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食いそうで食わない?

ボララスなどの極小型な熱帯魚と赤系水草、そしてエビとドワーフザリガニとラムズのコミュニティタンク(混泳水槽)の記事になってます。 とくに、魚の病気の治療と予防、コケ防止(藻類の抑制)、赤系水草の色揚げを無理のない方法をさぐり実践中!

脱窒は普通に起きている!?魚の病気と泥と硝酸塩の関係

当記事は、熱帯魚飼育ハウツー本の通りに管理しているのにうまく行かない人には特に参考になるかもしれません。

神経質な人、綺麗好きの人、完ぺき主義の人が陥りやすいかも。

 そしてずぼらな人ならもっと楽に管理出来る可能性も。(2019.6.8URL移転と改訂、2019.7.7改訂、2014年からの記事ですが、移転までの4年間で多数の拍手をいただきました。拍手数一桁が基本の当ブログの中では大反響です。感謝いたします。)



とくにエロモナス菌に由来する病がでる水槽にあてはまる
2019年で約20年間になる私の熱帯魚飼育経験に基づく記事です。

一般的なアクアリウムのハウツーとは異なるのでご注意ください。

まだ一般的なハウツーをご存知ない方はそちらをお調べになってからの方がいいでしょう。
 特殊な主張ではありますが当記事の根拠については記事内に用意しています。

記事の前提
下の条件に、全部とはいかなくとも、いくつか当てはまるなら、このページをお読みになる価値はありです。
決して今罹っている病気を治すわけではないですが、再発防止の効果はあるかもしれません。

・飼育水は濁りもないのに
・生体(魚など)が週1~月1程度に死んでいる
・生体は白濁ぎみ、またはおなかが膨らんでくる(購入時より見栄えが悪い)
 マツカサ、ポップアイ、腹水
・水槽と濾過装置の掃除にはこだわりがある
・ろ過装置は魚種に対応したレベルが一個または適合より下のサイズだけだ
 (今回は直列でつなげている2つの濾過装置は一個と数えます)
 逆に大きすぎるろ過装置をつけてしまい、水が激流になってしまった
・薬で病気が治ったことがない
・10㎝以上の生体がいない、または大型水槽なのに小型魚で数十匹未満。

すべて悪い要素として書いていますが、最後のひとつは微妙なところです。

最初のひとつは、グリーンウォーター青水が必要だということではないです。水が透明でも安心できないということだけ覚えてください。

本題を平たく言うと、

1底砂に溜まった泥や、生物ろ過材に溜まった泥を掃除するのは出来るだけ避けましょう。
 (完全に泥で埋まってしまわないこと)
2硝化バクテリア温存のためではなく脱窒のため。
3回りまわって病気の予防につながります。

掃除、換水の仕方
物理ろ過マット(ウールマット)だけならいつでも掃除交換してOK。ただし外部フィルターを開けるときに生物ろ過材から泥が出てしまわないように、慎重に交換します。


大掃除するのはフィルターが詰まり過ぎて流量低下が問題なときや、アンモニアやヘドロの臭いが出るような場合、年月が経ち藻類が出すぎる場合など、状況を見て不定期にやるものと考えたほうがよいです。

この場合のヘドロとは、へんな匂いの黒い泥です。厚さ5cm以上の泥の下に、完全な酸欠状態の部分ができるとヘドロになってきて、普通に言われるような害になります。

匂いはアンモニアとアルコールをまぜて腐らせたような感じ?池掃除やドブさらいで出る匂いです。

病気予防のためには、砂利・ろ材が泥に埋まりきらない感じが最適です。

替える水の量は、エロモナスにかかった個体がいる場合、週に一回といわず毎日いや一日数回でもOK、必ず温度を合わせて、水の注ぎ方は超ゆっくりなら全換水もOK

病気の個体がいないなら、週に一回3分の1~4分の1を上澄みだけ交換でOKです。

飼育する種類の事情によってはRO水を通した水を使うとか、蛎殻いれてエアレしたものを使っているとかありますが、それはお好みで。

止めた方がいいのは何か

・泥を完全に取り除こうとしてしまう

・病気の個体を見つけたら、すぐにろ材を洗ってしまう、ろ材を交換してしまう

・ろ過装置として嫌気層をつかうこと

・ろ過装置をまったくつけず、さらに砂利ソイルなし
 ただし飼育に適した魚種のみで水換えが毎日であり負担が少ない換水方法ならば別

・水槽の大きさに対して、ろ過装置が大きすぎて水流がものすごい

ろ材の交換や洗浄は魚が病気発症したタイミングでやったらだめです。

ただしヘドロ化してたら
ろ材交換しかない

ヘドロという特殊な泥になってしまっていない限り。
ヘドロとは、この記事では異臭のする真っ黒い泥のことを差します。

ろ材の中がヘドロ化していたら掃除交換するしかないでしょう。ヘドロ化の原因は好気濾過のための表面積が不足してしまうことと考えています。

つまりろ材の表面積の確保は大事です。

ろ材埋まってしまうとダメ。

魚の出す有害な、アンモニア→亜硝酸→硝酸塩までの無害化の過程ではろ材の表面積と酸素(水の循環による供給)は普通に必要なのです。

明確な基準は用意できませんが、泥を残すにしても、底の砂利なら50~70パーセントまでに。ろ材はポンプの流量が無くなりすぎない程度まで(チョロチョロにならない程度)。流量低下しても、ウールマットなどの細かめろ材が詰まっているだけなら、それだけをゆすぐか交換するかとしてみることで流量が戻るならそれだけにします。パイプも綺麗にする必要はありません。

ヘドロ化は魚が中毒で全滅する路線です。

ここは普通のハウツーと同じなのですが、かといっても、そのために泥を全部取り去ろうとしすぎること魚の病気(マツカサ病、ポップアイなど)につながってしまいます(これらは伝染病ではないことと、以下の記事に説明する改善方法があるのですぐ滅菌しようとしないでください)。

体長10センチ以上の生体がいない
小型魚がちょっとしかいないのも
難しい

生体の量が少ないと、(水槽セット後に底床環境の成長(浄化細菌の生物相の成長)が遅くなるので)一度悪くなったら環境改善が何か月か遅れることもある、というだけのことです。

無理に魚を増やす必要はないです。

ただし、水草水槽はこういう構成が多く、
  ))))ソイルや肥料から出る栄養との関係で問題を起こす((((
    ことがあり得ます。

肥料を入れている場合、魚が少ない方がろ過の負担が減っていいと考えてしまいそうですが、経験的には逆で、私の場合、タイガープレコという中型魚を「とりかえっこ」してしまってから水槽が不安定になりました。

小型魚を捕食しないので同居できていたのですが、ドワーフザリガニとのケンカの都合で、とりかえっこすることにしたら思いもよらない結果となりました。


とばっちりをうけたのはこのお方。マツカサ病です。

薬浴後。

直っているのを見るのは初めてという方は多いはずです。治療過程についてはこちらをご覧ください。

当記事を読み進んでいただければ、何故病気が起きて、何故直ったのかがご理解いただけるでしょう。

とにかく脱窒のためだと断言
通常水槽内で起こりえないと言われていた「脱窒」のための管理なのだと認識していただかないと、その後の硝酸塩濃度の予想が狂い、維持管理がおかしくなって結局病気を出してしまうので、常識外のようですが断言してます。

もちろんろ過装置をまったくつけないとか、ろ過装置が大きすぎて水流がものすごいという場合は、論外になるので、すぐに水槽サイズに合ったろ過装置にしましょう。

しかし嫌気層の設置はお勧めできません。必ず次ページ以降の記事を読んでください。

ハウツーと違うけどいいの?
本記事は、URL移転する前に89回もの拍手をいただきました(当時のページ)。それだけお困りだった方々がおられて、問題が解決したという結果だと思います。拍手ありがとうございました。

上記の内容に疑いをもたれる方や、より安定した管理をしたい方へのヒントとするために、次のページからくわしく説明させていただきます。

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