冬の発酵式二酸化炭素と、例の石の爪痕 水草 2015年02月10日 発酵式二酸化炭素は保温しないと発酵が遅くなってしまいます。 崩壊以来、あまりに成長が悪いので年はじめからCO2を添加することに。 ただ温度が低いと発生量が落ちるので、発酵ボトルを水槽へ入れています。 以前使っていた2リットルボトルだと大きすぎるので、500mlのボトルに変更。 ボトルにビー玉など錘を入れると浮かべたとき転覆しなくなります。これで飼育水を全部抜かない限り勝手にこぼれないです。 砂糖25グラム、水約300ml、塩無添加。 温度が26度もあって水が2リットルボトルの時より少ないから、発酵速度が速いので葉が巨大化できますね(汗)。次回は塩入れよう。 あと(高温だから?)混合パイプが詰まりやすいです。3日に一度は竹串で掃除してます。混合パイプはバブルチョイス(追記:発酵液の水位が高いとバイオフィルムで詰まりやすい?) 上の写真奥の松みたいなのは、年末に追加したジャイアント・アンブリアです。 去年夏に不用意に入れた「災いの石」のせいで水質が不調なままの現在、真っ先に溶けると思っていたけど逆に一番成長しました。これまで2回ぐらいトリミング(「災いの石」のいきさつ:微量ミネラルでコケだらけの巻)。 ジャイアントアンブリアは底面フィルターの入った底床に挿しても、お構いなしみたい。pH5以下、KH、GHとも3程度の軟水でも育つんですね。 左は底面フィルターの上に鎮座する「災いの石」。 左が石を取り出す直前の水草。オカルト的な言い方が似合ってしまうなあ。 これに似た石ならなんでもこうなるのだという話ではないです。 現在は石をひとつも入れていませんが、アクアショップで売っているものでミネラル効果をうたわない普通の石や、園芸コーナーの石を何個か入れていた時期の方が長いし、それで悪影響が出たことはありませんでした。取り出した後で明確な変化が出たこともありません。 パッケージの中の、小粒の塊を一個入れただけでコケだらけになったことはこれが始めて。 もしもパッケージ全部投入していたら… 今月。ハイグロフィラは上の写真のそのままの株で、例の石により溶けた部分を取り除くために五分刈りした後そのまま成長した状態。 写真両端と奥が明るくなっていて、明るさの差で白く写っている右下の部分は、肉眼では緑色にみえています。 数個のスポットライトの向け方によってこうなっています。 奥を明るくし手前を暗くすると手前に生きものたちが来てくれます。 ジャイアントアンブリアとハイグロフィラ以外の水草種はまだまだコケに負けぎみ。消えてなくなりはしないけど、これで光も弱かったらやばかった。 成長のためには都合の悪い成分が「災いの石」から溶出して沈殿したものが今も残っているみたい。 泥掃除をして沈殿を取り除けばよさそうなものですが、(持論的に)泥掃除は脱窒作用を阻害するから、なかなかいっぺんには出来ません。 (持論的に)阻害すると毎日換水が必要になるほど硝酸塩が溜まるから生体によくないのです(脱窒は普通に起きている!?エロモナスと硝酸塩の関係)。 実際、秋から泥掃除するたびに硝酸塩濃度が高い傾向になってきており、秋口には硝酸塩濃度5mg/lしかなかったのが現在は100mg/l(換水前)。これ以上掃除したくない状況です。 換水回数を増やすのも生体にダメージなので綱渡り中。 コケは活着力の強いとろろ状。コケに勢いがあった年末までは有茎水草の先端を覆ってしまう成長速度でした。2価鉄を入れすぎると出るようです。成長を促進させようと必要以上に入れると良くないみたい。 水草たちにはしばらくコケにまみれてもらうしか。 リセットしないのはリセット後に、バクテリア環境が整って再び成長を再開したり脱窒もするようになるのは時間がかかるので、調子が戻るまでの所要時間は、水質の調整を続けるのと大差ないと思えるから。 思い返せば、災いの石を入れたら魚にもカラムナリスが再発していたし、体にいい成分ばかりの石ではないかも。 もちろんカラムナリスの原因は「災いの石」のせいではありませんが、こいつから魚体に悪い成分が溶出し、体力が落ちて、以前の感染の時に潜伏した菌にまたやられたのかもしれない、という憶測だけで。(感染の経緯と治療記事:やばいぞカラムナリス 【急死 伝染】)。 災いの石を取り出してから3ヶ月以上経ちますがカラムナリスは再発してないし、少しずつコケも減ってきているので、このまま様子を見ていきます。 太くてかっこいい幹だなあ。 せっかく伸びてきた巨木をぶった切ってしまいました。 するとなぜか元気をなくしていきました。 ジャイアントアンブリアという木はなかなか気難しいお方みたい(草です)。 出演はカージナルテトラ、ナノストムス・マジナータス、ミクロラスボラ・ブルーネオン。 12月~1月に衝動的に追加しました。 2015年3月 冬が終わり気温が上がったのでボトルは水槽外へ。2リットルボトルに戻します。 発酵式が詰まると新芽が小さくなるので、pHが低くても添加の効果はあり。 添加パイプの詰まりを防止するには発酵液の水位を高くしないことが大事みたい。 大型ボトルで水を多くしつつ、水位は6割以上にしないのが長持ちの秘訣となりそうです。 [1回]