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食いそうで食わない?

ボララスなどの極小型な熱帯魚と赤系水草、そしてエビとドワーフザリガニとラムズのコミュニティタンク(混泳水槽)の記事になってます。 とくに、魚の病気の治療と予防、コケ防止(藻類の抑制)、赤系水草の色揚げを無理のない方法をさぐり実践中!

放置の間に切れたランプ

わけあって水槽は放置していました。


餌はあげていたものの、CO2を添加しなかったし掃除をさぼり肥料も入れなかったので水草が成長せずコケまみれになって水草が溶け、大量のコケに圧迫されたのか生き物も激減、そしていつのまにかランプ切れ。

放置直前の写真です。

今回はLED切れについて書かせてもらいました。

日本の家電メーカー製のものだけ健在です。



放置直前の写真を探してUPしました。

放置以降のコケまみれ状態は撮影してませんでした。

これを照らしていたランプのうち、いくつか切れました。

まだ健在な家電メーカーのランプは東芝のビームランプで、中華スポットより1~2年後から購入したのでその差でまだ切れてないだけ、という可能性もなくはないですが、2014年暮れからなので、切れた中華スポットたちの寿命をもう超えています。

途中で取り換えてしまったいくつかの中国製LEDは、まだ切れないのもありますが、長期に愛用しているとやはり切れますね。

あとアクア企業製のスリムライトは全部外しているので、それらの耐久面は語れません。

アダプターが壊れたものもあったけど保証期限内だったから交換対応できました、アクア企業がこぞってリリースしている蛍光灯もスリムLEDライトも水深に弱いから、もしも高耐久だとしても、全面が明るくなるためガラス面掃除が必要になる、陽性水草の成長にはまあまあという感じ、演色性は緑と赤の葉を鮮やに演出するには物足りない、という感じなので外してるのです。

2つ作った中国企業製特注スポットLEDも一つは3年ぐらいで切れました。もう一つはできた色が緑っぽすぎたので、取り外してあったのですが、現在は引っ張り出して使っています。


水草を赤くしたり綺麗に育ててくれたクリスタルエリートUVレッドブルーですが、2年半で切れており、しかも廃版です。

放置してる間に点滅状態に。

これでも風評の2倍以上もちました。微風をあてていたおかげかも。


後継機コーラルバイオレットが出ています。

しかしLED構成が少々変わっています。貴重な420nm紫がなくなっていて残念です。紫の波長はあるとないとでは輝きのようなものが違う気がします。

紫波長の入った光の美しさ、写真にはそれほどよく写らないです、カメラのRGB3チャンネルの方式だと再現性が低いのかもしれません。まだサンプルが少ないので。

白色LEDはほとんどこの波長を出さないので貴重だったのです。

あと耐久面ではあいかわらずと思われます。もしも改善していたら販売ページなどに定格40000時間耐久って表示するのが当たり前だろうけど、いまだ表示してませんので。


コーラルバイオレットのような高色温度LEDスポットランプは主にサンゴ用らしいですが、メタハラ交換球と同等の価格で同程度の時間点灯出来て、育成性能は高い(ビームランプ型のメタハラと比べない限り)。

ビームランプ型のメタハラも、もはや品薄で交換球が手に入りにくくなってしまいました。

なので中華スポットはコスパ的には妥協点という感じ。

需要が見込めないのか日系家電メーカーはノータッチなので、残念ですが寿命は諦めて、リピートか修理で使っていくしかないようですね。

私自身が使ったLEDとしては、もっとも綺麗なうえに自然に見えたビームランプの東芝ビームランプ高演色は電球色(色温度3000ケルビン)で、水槽用にしてはかなり黄色いのですが、水槽に向く白い光に近づけるには、やはりコーラルバイオレットなど海水用スポットを併用する手しか考えられません。Ra90ビーム角30度


高演色で自然な光だけど、より高色温度(18000ケルビン、青っぽい光)のコーラルバイオレット(旧UVレッドブルー)で黄色い印象を中和してました。


私のUVレッドブルーは2年以上持ったのですが、少しでも寿命を延ばすには熱を持たせないに限ります。8㎝ファンの風を当てていました。


LEDが暗くならないから大丈夫ではなく、LEDそのものが寿命が短いのではなく、その基盤に乗ってる他の部品、とりわけコンデンサが、LED同様に温度で寿命が縮まるものだからです。

どうやら中国製などは、周辺部品に耐久時間の長いものを選んでないらしい。

腹立たしいことではありますが、逆に言えば風を当てる、シェードを付けないなど冷却を工夫するほど寿命がのびて確実にコスパが改善するんですよ。

追記:修理対応が
こまったことにこのクリスタルアクアは、修理の問い合わせに全く反応がありません。

リピートも考えたんですが、対応が悪いからもう一個買うなんて消費者として納得がいかないので、折角だから直してくれるメーカーのものを購入しようと思いました。

高い色温度でUV球のあるモデルを使えば電球色ビームランプの中和に使えると思うので、グランクリエイトから高色温度なE26スポットライトを購入しました。このライトを灯した(中和した)感じは、こちらの記事をごらんください。


昼白色ビームランプで中和いらず??

ここからは予想なんですが、東芝のビームランプには色温度が幾分高めの、光が白い昼白色LDR12N-Wが発売されているので、これ一種多灯でも育成できて水槽も綺麗に見えるのかなと。

演色評価はRa83で高演色とは書かれないものの、LDR15L-W/Fファンタジアタイプ(黄色波長を大幅にカットした鮮やかさ重視なビームランプ、Ra85、メーカー取り寄せ)とほぼ同等。

値段も中華スポットを下まわり始めているし。

ただ最近のLEDは、どのようなスペクトルになっているのかを公開してくれなくなってるので、ファンタジアのように鮮やかなのか、メタハラのようにただフラットなスペクトルなのかがわからないです。

スペクトルに山と谷がある方が鮮やかになると言われています。

上は東芝の電球色ファンタジアビームランプのスペクトルで
下は通常の電球色LEDのものを模写しました。

東芝高演色は3つの山が、青、緑、赤の波長域に作られています。

水草の葉の色を綺麗に見せるスペクトルになっていると考えられるし、たしかに当方の水槽も鮮やかに鑑賞できるようになりました。

Raの評価は必ずしも水槽用途で適した指数とは言えず、ファンタジアタイプとほぼ同じ数値でも見え方が同じとは限らないです。

けども、近年のLEDはレンズや蛍光体などに工夫がされてきて改善されてきているので、色の薄さは気にならないように作られているかもしれません。

ですからLDR12N-Wが綺麗に鑑賞できる可能性はあくまで想像ですが、
昼白色(5000ケルビン)の白い光だから、海水スポットと併用しなくとも、単独で長寿命な育成ライトの鉄板になりえるかも。

しかしアクアリスト各々の好みの世界なので、昼白色よりもっともっと高色温度のビームランプが欲しいかもです。
10000ケルビンあたりまで。


とはいえ中国製特注LED(やっぱり数千時間しかもたないと思います)による鮮烈な鮮やかさも捨てがたい。まだ作ってくれるかなあ。追記:もう連絡がつきません


先日久しぶりにLED製品を検索したら、貴重な紫LEDを使った電球色ビームランプが出てました。SORAA 同じ電球色でも、普通のLEDは出さない紫の波長を含むから見え方はかなり違うでしょうね。Ra95、1000ルーメン、ビーム角25度

電球色だから海水用スポットLEDと組み合わせたい。UVレッドブルーが消えた現在は紫の波長をえられるこちらの方が合わせやすいかも。

紫の波長は、図の380~420のあたり。
そこにボリューム(高さ)が出ていると、LEDとしては貴重なランプだというわけです。

しかしこの図のように、蛍光灯にもそれは出ていて、虫が寄ってくる色だし、高エネルギーな波長なので、これまでLED製品だとレンズが焼けたりしていました。

soraaの場合は青色LEDの実現でノーベル賞を受賞した中村修二さんが企業したベンチャーの銘柄で、LEDを2012年から販売しているそうなので実績的に大丈夫なのだろうと思います。

こんな感じで次の買い替えで迷ってます。





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