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食いそうで食わない?

ボララスなどの極小型な熱帯魚と赤系水草、そしてエビとドワーフザリガニとラムズのコミュニティタンク(混泳水槽)の記事になってます。 とくに、魚の病気の治療と予防、コケ防止(藻類の抑制)、赤系水草の色揚げを無理のない方法をさぐり実践中!

屋内外の蚊の発生源をつぶそう!


これは玄関の水槽の写真です。

があるところに蚊が湧くのはご存知のとおりですが、蚊が多いということは、意外な場所に水源があるということだったんですね。

だったんですねというのも、3年ほど前に対策をして以来、蚊が激減したからです。

蚊はボウフラという水棲の形態で成長するので水が必要、逆に言えば水がないと増えないので減る、蚊がいるということはどこかに水があるんですね。

水槽の人気者のエビやザリガニが殺虫剤に弱いので、殺虫剤を使わないで蚊を減らせる対策を実践。



対策するのは、つねに水のたまっている場所で、ボウフラを捕食する生物(主に魚類)がいないところです。

薬を使わないでボウフラを減らすには、
蚊の出入りをシャットアウトするのが一番

まず屋内の水槽は蚊の発生源となる可能性はあまりなさそうですが、私は下のように工夫しました。

蚊を涌かさない工夫
ガラスのフタをする、隙間にはプチプチシートで目張り
外部密閉式フィルター(上部フィルターは湧きやすい)
・魚がいる(ボウフラを食べる)
という形にしています。

上部ろ過層やオーバーフローなど、魚のいない水がある場合はフタ必須だと思います。


もしも蓋がなければ蚊が飛んで来たとき魚が飛びついてそのまま水槽外へ落ちてしまうこともあるので必須ですね。隙間もプチプチシートで覆っています。

屋外の蚊の発生源
数年前テレビなどの情報で、庭などにある植木鉢などにたまった雨水をすてることが世間に広まりましたが、それから何年たっても蚊の猛威が収まらないのはおかしい気がしませんか?

なんとその足元に、まだ蚊の発生源の親玉クラスがあったんです‼
庭にある容器という容器の水を捨てても何故か消えない蚊の発生源は、「雨水桝」が濃厚です‼

地面のどこかに、直径30㎝ぐらいの重いフタのようなものが埋まっていませんか?それが雨水桝です。



これは雨どいなどからの水を地面下にあるコンクリートの桝で受け止めるもので、そのフタに少し穴があるため、蚊が出入りするんです。

内部は常に水がたまっていて、ボウフラが年中成長できるので、どんどんここから蚊が出てきます。

この中の蚊発生防止には、「蚊シャットくん」というステンレス製のメッシュが、うちの庭で非常に効果がありました。


このような形のもので、住宅メーカーにより、いろいろなサイズの雨水桝があるので、適合サイズもさまざまです。

フタの取っ手部分にはめ込んで蚊の出入りをシャットアウトするから蚊が増えなくなるというわけです。


こちら「 大蔵工業楽天市場店」でお宅の雨水桝に合うタイプをお探しになってみては?


適合タイプが見当たらないときは?
お宅の排水口に、蚊シャットくんの適合するものが見当たらない時は、少し大きめのを買って穴の上に置いたら踏んで潰せばいいです。ステンレスの細いメッシュなので壊れずに曲がってくれます

効果は超てきめん!うちでは蚊が7割ぐらい減りましたよ。

2014年9月、シーズン終わりかけから購入したのですが、そのシーズンのうちには効果が実感できたのを覚えています。庭に出ると毎年少なくとも10月終わりぐらいまでは群れのように飛んできていた蚊が1匹2匹程度に減りました。

簡単に減るということは、蚊は以外と遠くへ移動しないで、水源の近くをうろうろしているもののようですね。

にもかかわらず、残りの蚊はどこから発生しているのかは後で。



残る3割はどこから?
メダカ鉢やミジンコ培養層など、アクアリストなら心当たりのあるものですが、とくにメダカの入った鉢などは、メダカが食べるので大丈夫とのご意見もネット記事には見られます。

メダカ鉢では大量発生しないが
しかし、うちの鉢を見る限り、メダカは意外と食べ残してるようなのです。
鉢をよくよく覗いてみると、いるんですよ。ボウフラが。

ボウフラもみすみす食べられやすく行動しているわけもなく、羽化して成虫になる瞬間まで底床に潜んでたり、じっとしていて目立たなく成長を続けます。

一般的なメダカ環境ではない実験動画
実験動画などは、メダカの待つベアタンクへのボウフラ投入で、水は澄んでおり、砂利もなく、ボウフラが隠れる要素が全くないし、メダカの数も一般的な飼い方よりずっと多いし、空腹だから完食するだけなのでは?

それでも一口でポンポン食べるほど簡単ではなさそうではありませんか。

しかもボウフラが羽化する瞬間の素早さも「想像以上だ」とのネット記事も見たことがあるし、その信ぴょう性は、メッシュをかぶせて繁殖を妨害してみればわかるというものです。




タライにはこのように蚊が入らないネットもあります。

タライ用なので、うちのメダカ鉢ではサイズがぴったりとはなりませんでしたが、ステンレスのアミを置いてからネットをかぶせて、紐でくくることで隙間を無くすことができました。

蚊がやぶにいるのは何故?
やぶなんて蚊がいて当然、自然なのだから、というわけではないんです。

・ボウフラの餌は水中のヌメリ
・乾燥してれば、ヌメリが出ないのでボウフラが殖えない

台所のぬめりは、ちょっと掃除しないとすぐでてきますが、そういうものをボウフラは食べて大増殖しています。

だから乾燥した地面では成長しないので、実は蚊は「やぶ」で増えているというよりも、「水たまり」で増えていると考えてみてください。

地域によっては、自然な水たまりが近所にあるものではないとは思いませんか?

ほとんどの水たまりは雨が降っても数日で消えてしまうし、池なら魚がいて、ボウフラがそうそう大増殖するわけもないでしょう。

人工の何かがある
となると、ほとんどが人工物。

観葉植物の一部には葉に水がたまる種類もあるのですが。

捨てられた空き缶、ペットボトルなどは大変な迷惑となっています。

しかし私はもっと意外な場所、花立の水が蚊の発生源の大多数だと考えています。お墓のある森林はとくに蚊が多いと思いませんか?

ご先祖さまも目の前で殖えていくボウフラにさぞやイラついておられるのでは??

花立に銅製品を
蚊などの無脊椎動物は銅に弱いので、花立の部品をできるかぎり銅製に変更すると蚊を減らせると考えています。

このように蚊の発生防止効果を考慮した花立もあります。

花立はステンレスの方が綺麗、しかし銅の方がよい、だから外側だけをステンレスにしたというすばらしいアイデア。

ただ、そうそう簡単に変えられない事情もあるでしょう。
おすすめは銅製のヒートシンクを花立の水にいれてしまうことです。


上のような、電子部品の冷却に使われるヒートシンクは、2㎝未満と非常に小さく、しかも表面積が大きいので、銅イオンを効率よく水中に出せるから蚊を効率よく殺せるというわけです。

エビ、貝、ザリガニも銅に弱いので気を付けてください。

あとがき
蚊は地球上でもっとも人を殺す動物として知られていますから、

発生源に手を加えるだけで減らすことができるなら、大きな人助けだと思うのです。

しかし、河川など自然界にまで手を加えるのはよくは思えないです。

エビなどの甲殻類や貝など自然を浄化している生物も死滅してしまうし、それを餌とする魚もいなくなり漁獲量が減るし、藻類を食べるエビなどの生物がいないと藻が発生して水草にまとわりつき、やがて溶かしてしまうので、浄化作用が衰えてどんどんドブ化する方向へ生態系が崩れてしまうこともありえるからです。


うちの老齢のエビさんです。

レッドミリオフィラムの葉の上にいる、真っ赤なとんがりボディに点のような2つの目がかわいらしく、今日もせっせと小さなバクテリア(藻類)を集めるように食べている様子がみられて微笑ましいですね。





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