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食いそうで食わない?

ボララスなどの小型熱帯魚と赤系水草、そしてエビとドワーフザリガニとラムズのコミュニティタンク(混泳水槽)のブログ記事になってます。 主に、生体の病気予防、コケ防止(藻類の抑制)、赤系水草の色を維持するという視点で無理のない管理方法を探っています。

黒ヒゲ藻(黒ゴケ)は酢漬けで赤くしてやろう

流木に活着させてあるミクロソリウムに黒ヒゲがつきました。2014.3.5追記修正

あああああきたねー。水流と光を当てすぎでした。
もしくは夏場の高水温でミクロソリウムが弱ってコケが付いたのかもしれません。

残暑の終わった10月ごろの写真です。成長の遅い陰性水草の葉のフチにつく黒苔。

自然界では綺麗な水にしか棲息しない藻です。実は黒ヒゲは酸や乾燥にとても弱いみたいです。

器具類についたものは無理に擦らないで、取り出して40分乾かして水槽内に戻すと弱っており、赤くなって1~2週間で生物に食べられて消えます。

今回は流木に活着した植物を乾かすわけに行かないのでコレを使用します。

木酢じゃありません、食用酢おねがいします。木酢だと薄める必要があるし後日ブリーチしたみたいに枯れることもあります。

今回は食酢を薄めないでバケツにそそぎました。
ミクロソリウムのついた流木ごと水槽から取り出し、逆さにしてバケツに突っ込み、30秒漬けました。

葉のフチには子株が沢山付いてて、根っこがいっぱいあったのですが、かまわず。

くみ出した飼育水でゆすいで水槽内に戻した直後の写真。ちょっと赤くなっています。

実は、肉眼だと赤くなってないように感じたのです。そこでもう一回やってみましたが、やはり変らないように見えていました。
アヌビアス・ナナとミクロソリウム・ウェンデロフにも変化はありません。

まあいいやとほっといて、3日後あたりから赤みが肉眼で確認できました。
その後ヤマトヌマエビが狂ったように黒ヒゲを漁りました。とてもおいしいようです。

酢とエビさんの食欲がすばらしい結果を生みました。子株もダメージなくもっさもさ
再発しないようにスポットLEDの光をミクロソリウムからずらしました。

以前はこんなに美しく
 
1年前です。ミクロソリウムは縮れ気味で先端に子株がぴろ~んとついたまま、ロタラは茎だけ、ナナも流木もパイプも髭だらけ。ガラスも緑色(ガラス面は掃除直後です!)

この惨劇から水草を捨てずに立ち直ったことをお伝えしておきます。

同じ草とは思えないでしょ?同じ個体ですからマジで。

ナナやミクロは成長遅いから株が同じというより葉っぱも同じやつが写ってます。

それ以前に水槽も同じだけど説明したほうがいいレベルかも?

同じ場所を撮影。

現在

年を越して2014年1月黒ゴケ再発なし。

上の写真は2013年11月ごろで、酢漬けから一ヶ月ぐらいです。子株がもさって親株を覆い隠しています。食酢に根っこごと30秒付けても弱らないのがおわかりですね?

赤くなった黒ヒゲ藻は2週間もあれば消えます。再発の方が早い場合は換水タイミングを短くして、餌を控えて遮光や水流を当てないこととセットでやってみればいいと思います。

再発防止策
注:酢で再発が防止できるわけではありません。

1・換水+レンズ付き照明の強光+ハイグロフィラ多数を成長させることで黒ヒゲの元になる物質(リンじゃないかと思います)が減少している

 2018年追記:水槽内の底は、強い光を届けるのが難しく、レンズ付きでない場合、300ワット程必要。高効率タイプのLEDならその半分に減らせるか否かというところ。ロータイプ水槽ならワット数10分の1ほどでもいい。
 レンズ付き照明で水槽に向いた演色性を用意するのはなかなか難しく、とくに赤や緑の葉の色がきれいに出ないことが問題。修理対応ができる販売者も希少。
 おすすめなのは海水用スポット(全体に青い高色温度、赤球も入ってるとよい)と高演色ビームランプ(電球色なので黄色い)の組み合わせ。設置用アングル台アームスライド(30㎝~60㎝用90~120㎝用)とE26クリップソケットが必要。2つのランプを同じ場所を照らすように向けます。
 弱い光がダメなのは陽性水草が下葉を溶かしてしまうから。溶けた葉から出た養分でまた藻類が出てしまうのです。逆に陰性水草だけの構成なら溶かすことはないけど、成長量が少ないので養分を奪いきれるかが問題。

2・スポットLEDをずらしてミクロソリウムを照らさないようにした

陰性水草はそれほど光を必要としないから弱ることもなかったです。

3・カリウム2価鉄を添加しているのでミクロソリウムが元気になってきた
 元気な葉には藻類がつきにくい。

4・ナチュラルフローパイプバブルチョイス(曝気用に)で水流が抑えられた(ディフューザーの強水流曝気とは対照的)
 弱くなりすぎて、夜間エアレが必要になりやすい。光がないと水草が酸素呼吸するので、動物が少なくても崩壊しかけました。

5・水換えも藻類の養分を供給するラインであるらしい、水換え直後にこれをやると藻類が消える、ただし活着性の水草に養分不足のような症状がでることも?


陰性水草の難しさ
葉のフチに黒ヒゲが出る


弱った陰性水草に光と水流をあてると黒ヒゲが出やすいですね。

調べたらミクロソリウムは高温に弱いとあります。
ウィローモスやアヌビアスは高温でも平気ですが、どちらにしても成長が遅いのがネックになってるので環境が良くないと黒ヒゲに負けやすいです。

この水槽のミクロソリウムは導入して5年以上経っており、換水は年に数度だけで放置状態だったのに加え、夏場は熱源のメタハラを消灯。光がないとさすがに弱るはずで、親株がへたっている状態で長年過ごしていましたので、だから黒ヒゲは常駐しておりました。

それを今年の春(2013年春)に酢で除去して夏をゼンスイクーラーあり29度設定でLED照明で過ごしました。秋になり、これでも葉が弱ってきたようで、一番上の写真のとおり小さくへたった草体に、冒頭の写真の黒ヒゲが再発しました。

そして今回の記事の酢対応ということに。

子株が外れずに育った
影に隠れた親株は健在のもようです。

よくミクロは弱ると子株を付けるといいますので黒ヒゲと子株がセットでついてもおかしくないと思われます。

今年は酢漬けにして黒ヒゲを消したあとも子株がくっついたまま成長して親株が埋もれて見えない状態となりました。

毎年ミクロが子株をつけてはすぐリリースして消えていたようですが、今年の夏は換水回数も多かったしクーラーとLED点灯で例年よりはダメージが小さいです。
秋になって温度が下がりコケも取られて、葉の回復にともない子株をリリースせずに成長した?のではないかと思います。

黒ゴケは自然に消えないのか
他の部分では黒ヒゲが出たところがありましたが、光を葉影でおさえて秋になって水温が下がり、水流もずらしたら、酢に漬けなくても黒ゴケが消えた部分がありました。ヌマエビとスネールがいますが、おいしくないらしく半年ぐらいかかりました。

陰性水草は葉を弱らせると黒ゴケが付き易く、黒ゴケが付くと葉が弱り易い、悪循環になりやすいので酢で対策したほうが手っ取り早いですね。

まとめ
ミクロソリウムやアヌビアスについた黒ヒゲは、取り出して食酢に30秒漬けて、飼育水でゆすいで戻す。その場で黒ゴケが赤くならなくてもOK。木酢は成分がきついのもあるので食酢で。

黒ヒゲがついた器具は乾燥するだけでOK。

取り外せないパイプ類は水位を下げて40分待つだけ(ヒーターが空焚きにならないように電源を切ってやりましょう、用事が出来て放置しただけで火事になるので。機種によるでしょうが、消防には本当にヒーター自体が発火するという実験結果もあり、普通にアクリル水槽を燃やした例もあります)。

黒ヒゲの再発が酷い場合は生え易い場所に影を作ってやり、餌をやりすぎず、換水回数を増やしてみる。

追記:餌を減らすとか換水するとかは現在は逆にとらえてます。換水の翌日から黒ヒゲが増してくることも見られたし、餌をやりすぎても藻類が極端に増えていることがなかったのです。
影にコケが生えないという意見は現在もそのまま。

ミクロソリウムは高水温対策も考えて見るべきでしょう。くわしくは、エーハイム2234とゼンスイクーラーZC-200の使用感を見てください。冷却ファンを使うよりはカラッとした部屋にできますよ。

黒ひげ撲滅運動の未来は明るい!

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