コケりうむ【再生なるか】年末大工事 コケ対策 2014年12月18日 所詮、水替えて草を切り取るだけですが…大げさなタイトルにしてみました。 塩浴、ミロネクトン投入の2つの災難から水草は立ち直るのか!? 「石の災い」から数ヵ月後、コケの塊がいくつか完成しました。完成してしまいました。 底にいくつか転がってるのはこういうのです。さらに熟成したらモリゾウに進化するやつです。 いや、たぶんマリモに成長する(誰が決めた)から内心は取り出したくないな。 が、放置すると水草がコケで覆われる悪循環になるので、取り出して綺麗な水草水槽にもどさないと玄関に置かせてもらえなくなります。 もさもさで緑色のムックさんがスネールやエビにかじられると、彼らの糞から、藻類が固定していたコケの元(微量ミネラル)が再放出、またミネラルをエサにしてモリゾウが湧くという悪循環で、汚い水景がえんえん続くというわけで。 増やそうとすると増えないコケ共ですが、もう増やし方はマスター。 ただ、臭い藍藻だけはよくわかりません。 今回も臭わないので藍藻はいないようです。 2年ほどご無沙汰しています。 10年放置していた暗黒時代に臭っていたので、水が古いと出ないわけではないし、換水しても出るようだし。 右奥のエリアは、コケに覆われていながらも、ミネラル吸収要員として温存するために、夏からずっと生やしっぱなしでした。 そうしないと、ミネラルをコケが全部吸収して今より増えまくっていたことでしょう。 ほかのエリアに新芽がわずかながら生えてきたので、今回はバッサリいきます。 切り取り完了。水も半分替えました。 雑な切り方ですが、水草がモサってきてから整えるつもりです。 右奥のエリアは、放置されていた大きな草の陰に隠れて小さい新芽が出ていました。 切る前 後 葉の密度を見ると、まったく間延びが見られませんね。 現在は合計50Wです。ビーム角80度20W、30度15W、60度15Wの3個。 暗いエリアは陰性水草用に、わざと照らさないであります。ミクロソリウムなどの陰性水草はヒゲコケが生えやすいので。 写真だと真っ黒に写っていたりするけど、肉眼では暗さはあんまり気になりません。 主に白色LEDで構成されている薄型LEDは使用しなくなりました。3原色のLEDを組み合わせたほうが鮮やかなのと照度の都合です。 鮮やかさは写真だとあんまりよくわからないかもですが、肉眼だとかなり違います。 このまま水草を増やして、後ろのパイプ類を覆い隠すような水草水景にするのが当面の課題です。 この水槽は脱窒を促進しているので窒素濃度(硝酸塩)が低くなり成長がゆっくりしているようです。 なので今回は脱窒を少々阻害して硝酸塩濃度を逆に増やすべく、底砂にたまった泥を多めに吸い出しました。イニシャルスティックを2週間前に刺しているので、鉄とカリウムは足りるはずです。 さて鬼と出るか蛇と出るか。蛙と出るか。 翌日の硝酸塩濃度は10mgでした。まだ少なめ。(追記:8日後は25mgでやっと増えてきました) 2014.12 2年ぶりに水草を購入しました。植栽のために舞い上がった泥やイニシャルスティックの残骸などを吸い出したため底床の泥の量が減りました。 2015.1 外部フィルターの濾過槽を掃除したら硝酸塩濃度が上昇傾向に(換水前50mg/l) 2015.2 換水前の硝酸塩濃度100mg/l。やはり泥の量が減るにつれ、硝酸塩濃度が上がりやすくなります。 砂糖添加ありでこの濃度なので泥が減ったら炭素源があっても脱窒効果が弱まるのが数字に出ています。 硝酸塩と泥の関係は、くわしくは脱窒は普通に起きている!?エロモナスと硝酸塩の関係をどうぞ。 秋からカリウムの添加を控えてきました(コケが多いので)。 泥が減って硝酸塩濃度があがった割には水草が成長しにくいようなので、2月からカリウム添加を解禁することに。 するとちょっと成長するようになったような? 2015.3 泥掃除して増えだした硝酸塩を減らすために3日から一週間に一度は換水しています。 換水してもあんまり減らないけど、生体のためには少しでも減らしたいです。 硝酸塩濃度さえ上げれば水草の成長も早まるだろうという計算は完全に外れました。 石の災い以降は、以前と比べて成長がとても悪いです。ハイグロフィラとジャイアントアンブリア以外停滞中。 ロタラはカリウム添加でなんとか成長を再開。 手で取れないモズク状の藻類が目立ちますが無理に取らず放置。 藻類増加の勢いはなくなったので、今月は藻類回収なし。 これ以上のコケ対策よりも、もっと水草を成長させる方法を探ったほうがいいみたい。 これだけの量が植わっている水草が普通に伸びれば、コケが好む養分が足りなくなって溶ける「予定」だから。 [1回]