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食いそうで食わない?

98年からアクアリウムを始めました。熱帯魚と水草そしてエビとカエルとラムズのコミュニティタンク(混泳水槽)で試行錯誤した結果をブログ記事にしています。

【鮮やかファンタジア】熱帯魚水槽に東芝ビームランプ


ライトを一個だけ東芝ビームランプLDR15L-W/Fに取り替えてみました。

温かみと鮮やかさが両立した名機。水草を追加して発色を比較。




 
かなり光が黄色い電球色で、ファンタジアタイプという、物が鮮やかに見える光のタイプです。
 
通常の白色LEDのスペクトルは黄色の波長がピークになって両隣の緑と赤で落ち込んでいくスペクトルなので、ほかの色が薄くなりやすいです。

白色LEDで水草はそれなり普通に育つ(太陽光より落ちるが蛍光灯と比べたら良い、検索できた実験ソースもうちの水槽も同じ)けど人間の目は繊細に感知しています。白色LEDより3波長蛍光灯の方がおおむね鮮やか。
  
ライトは、光の3原色の青赤緑の波長だけのスペクトルで発光すると、物が鮮やかに見える白色光になります。これが3波長。

この色を薄める波長が、黄色とシアンらしく、これを減らせば鮮やかにできるが、白色LEDはもともとシアンが薄いのが幸いして、黄色だけカットすれば鮮やかに照らせるという理屈です。


ファンタジアの公表スペクトルの模写。かなりカットされています。

予想より明るいです。黄色をカットした分、通常モデルよりやや暗いのかもしれませんが、隣で比較しないとわかりません。

ボディーはLED特有のヒダヒダがなくてスマート。


まだコケだらけの水槽でわかりにくいけど、葉の色は鮮やかでしょう?

肉眼の印象でも、温かみもあるし緑色も鮮やかに見えます。

光色が黄色いのは主に緑と赤の混色光(青と黄色も少ないけど入っている)。


トリミング直後でほとんど草が生えていませんが、配光具合を上から確認。
暗めに撮影しました。

明るく撮影するとこうなります()
※肉眼ではこんなになりません。
左が東芝ビームランプ1個で右がノーブランド15W(白色ではない4色混合)のスポット2個での明るさ。

東芝ビームランプの照らす範囲は30度と狭いけど、その範囲外もソフトに照らしてます。


手前のミクロソリウム・ウィンデロフにコケを生やさないように奥へ向けて照らしています。ビームの何割かバックスクリーンに当たっています。

ビームの中心をもっと前にして明るさを生かすには、ミクロソリウムをもっと前に植えなおす必要がありそう。でないとモズクみたいなコケがついてしまうので。

右端の青みがかっている場所は別のライトが当たっているエリア。
 
LDR15L-W/Fはビーム角30と狭いけど、周りにソフトな光が広がっている形です。

中心の強い光を、手前の陰性水草に当てないようにしています。

暗く写っている場所は肉眼だと真っ暗闇ではないです。

魚影や葉陰が底砂に映ったりして水槽内が立体的に見えます。

手前を明るく撮影すると、奥のもっと明るいところは白く飛びます。

写真的に、冬は電球色の温かみが合いますね。

かなり光が黄色いのに色がはっきり見えるのは驚き。

ただ写真よりも肉眼では光色の黄色さが気になります。となりに白色を置いたせいかもしれませんが。

写真はホワイトバランスをいじっただけで青くも黄色くも撮れるんです。だから気にならない感じにできます。

下は電球色の光が当たっている部分に適した設定で撮影。色温度がそれより高い部分は青くなります。

色温度の差をわかるよう撮影してみました。右側を照らしているスポットは写真ほど青くないです。
白に近い光色ですが電球色にあわせた設定での撮影なので相対的に青く写っています。

色温度の好みは年齢によって違ってくるらしいので、水槽の照明としての選択は好みを優先したほうがいいでしょう。ただ青色LEDを追加したりすると補正できることが、白色LEDの仕組みからわかります。

黄色蛍光体の作る黄色い光と、もとの青色LEDの青い光の配分でほぼ色温度を変えているのです。




一方、鮮やかさは、色温度と別に考える必要があります。ファンタジアのセールスポイントは鮮やかさです。

この写真で鮮やかさも比較するのは、ちょっとわかりにくいけど、肉眼での印象を言うなら、右側のスポットはRGB3原色と紫の4色で構成したLEDなので、肉眼だと蛍光灯以上の鮮やかさですが、左側の東芝も負けず劣らず鮮やか。

写真の普通の白色LEDだと葉の色が白か黄色っぽく(色薄に)見えやすいです。

上から撮影しても葉が緑色しているのはかなり鮮やかさが出ているということなのです。




この場合は左の方が綺麗に撮れています(もとの印象に近い)が、カメラのホワイトバランス設定により、色温度が違うライト同士を隣においても、どっちかしか綺麗に撮れないです。

右が青く写っているのはカメラの都合です。




肉眼だと電球色の黄色さの方が目立ちました。これは年齢によるかも。

水槽のライトに電球色をそのまま使うのはきつく感じる人もいるでしょう。




色温度を中和
以前の記事【徹底追及!】熱帯魚、水草のためのLED選び【淡水向け】で、電球色のLEDライトは、青色LEDを足せば色温度を上げられるとお伝えしました。

図でいうと、上が電球色、下が白色という色温度になっています。(上と下の図でLEDのブランドが違うので波長のピークの位置が若干ずれてます)

白色LEDは青と黄色にピークがあり、450nm付近の青は青色LEDのもとの色で、隣のなだらかな黄色がピークの光は、もともとは青色LEDの光ですが、青色LEDの上にかぶせた蛍光体に変換されてワイドバンドな黄色になった光です。

こうして青色LEDにかぶせた黄色蛍光体の厚みで白色光の色温度が決まるので、青色LEDの光をかぶせるだけで電球色だった光が白色や海水用ライトのような青みのある白にもなります。

だから、電球色を白にしたいときは、青色のスポットLEDを東芝の電球色と一緒に照らすと、白色に近づけられるわけです。

今回はクリスタルエリートUVレッドブルーを当てて色温度を上げてみます。

このライトは青6発赤2発白2発紫2発で、黄色波長の多い白色LEDが2発しかないので、色を薄めてしまう割合は低くできるし、1万8千ケルビン相当の色温度。

電球色は3千ケルビンなので持ってるLED同士の組み合わせではちょうどいい感じになると思ったのです。
 



中和する前(8日前)の写真からもう一度。

色温度が中和されて、右と左で色温度が近くなり、両方とも青くならずに撮れていますね。

ということは色温度の低さ(光の黄色さ)が緩和されているのです。

8日の違いでコケがこんなに。まだミロネクトンの災いが少し残っているけど、水草もゆっくり成長しています。

元気な水草の持つ免疫力を上回るような覆い方はしなくなりました。

光を足すと急にコケに負けるというわけでもないですね。

モズク的な、手で取れるコケが主体になってきているので、藻類が好むミネラルが薄まってきてはいるようです。

ミネラルの薄め方は手でコケを取り出すことと換水で。生き物に藻類を食べさせるとミネラルが水中に循環してまた藻類が生えてきてしまう気がします。



ハイグロフィラ・ロザエネルヴィスの葉を見ると底砂付近から赤くなっています(ビームに交換する前から)。

スポットからビームに交換後に色が落ちてきたり、急に間延びしてくることはありませんでした。

東芝ビームランプも、一番明るいところに水草をまとめて植えれば綺麗に育てられそうです。

既存の直置きライトでありがちな、ライトのそばまで間延びしてから赤くなるという「かっこ悪さ」は回避。

ライトの向きなどを調節して、手前の陰性水草ゾーンを暗くする「部分遮光」というコケ対策もなんとか成功。

 
手前の陰性水草にあんまり電球色が当たらなくなっちゃったけど、まあいいか。また今度考えよう。全部で65ワットに。


雑然としているけどフードで隠しているので普段は気になりません。

それに水面より下には漏電しやすい電気関係を置かないようにするとどうしても上がごちゃごちゃになるので、しっかりフードを施工して隠すのが一番スタイリッシュ!



これでミクロソリウムやアヌビアスをコケから守り、美しさをキープ!

有茎は成長させて差し戻せばコケ対策もできるので明るく照らしますが、陰性水草は陰にしたほうが調子もいいんです。

暗いとコケが生えないから葉が呼吸できるような感じ。
 
暗く写っている所は、このとおりカメラしだいで明るく見えます。

いつものカエルさんがいきいき写ってる。




うれしさのあまり!?上昇する蛙さん。そっちはプラケースが。





後日水草を追加しました

左側が東芝ビームランプが当たっている部分。

ついでに成分が謎な底床肥料を埋めてやりました。
パッケージ裏には硝酸肥料が入ってないとだけ書いてありました(買う前は気づかず)。

この水槽の硝酸塩濃度が低すぎるために、窒素肥料のつもりで購入したのでまずったかも。

さあ、水草が生長した姿をお見せできるか、藻類ビッグバンが起きるか。


このうち何種が定着してくれるかが、わからないので本数より種類多目で購入。

種類が多いので、電球色と海水用高色温度ランプで適度な色温度になっているのが伝わりやすいかと思います。

LEDは黄色蛍光体の都合で鮮やかな3波長ライトが少ないので、自作や特注以外なら東芝ファンタジアLDR15L-W/Fと海水用高色温度ランプの組み合わせがお勧めできます。

できれば白色LEDが極力少ない青色スポットで色温度を中和したほうが鮮やかさをキープできるでしょう。(グラッシーレディオ リーフパープルクリスタルエリート20 UVレッドブルーカミハタ レコルト ルーチェ ブルー 12Wなどなど)


スポットでない青色LEDライト(レンズがない)だと弱すぎて効果が見えなかったり、周りだけ青くなると思われます。

メタハラにも3波長形が見当たらないので、2万ケルビンの海水用メタハラとファンタジアの組み合わせも、淡水用途ならばいいかもしれません。これもレンズの有無で効果が見えなくなるのはLEDと同じです。

根元がまだ水上葉っぽいのもあり、根付いたら五部刈り予定。

スネールを増やしすぎて妙に軟水化してしまったので何種か溶ける気が。成長する貝殻形成のせいだと考えてます。



 
水草が溶けたりいろいろあってコケ撃退後の、2015年5月の追記です。


 


エビの足の影までくっきり出ているのがわかりますか?

このような立体感を出すには光源が小さくまとまっている(点光源である)必要があります。





鱗の輝きも点光源のおかげ。


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