二酸化炭素の高性能な拡散器を発見レビュー 器具 2019年04月12日 拡散器を替えました。 拡散器は添加効率を上げて二酸化炭素を節約するために重要なパーツですね。 溶解効率が高い拡散器ならCO2の消耗を抑えられるからです。 2019年6月現在の添加量は5秒1滴。 今回の拡散器は高性能でかなり気に入ったのでレビュー記事にしました。 CO2の拡散器をこれに変えました。 浮いた水草と稚魚ネットがかぶってて分かりにくいですが、奥の緑の筒です。 今回購入した二酸化炭素拡散器 これは中国語のパッケージしか情報がなく、読めないけど結構使えそうです。 もっと大きい版もあることに後から気づきました。 外部フィルタなどの吐出口につけるタイプで、最初の小さい版の方は12/16mmホースにつながりました。 取り付け方 エーハイムオーバーフローパイプ12/16mmへ付ける場合は、12/16mmホースを間に付けるといいです。 その他の径のオーバーフローパイプへ付ける場合は、9/12mmホース、16/22mmホース 、エーハイム コネクター φ12/16mm⇔φ16/22mm、エーハイム コネクター φ9/12mm⇔φ12/16mm、これらを組み合わせます。 レビュー 私にはかなり有効な特徴があるように感じます。 1 溶けきれなかったガスが拡散筒内にためられる(水面に逃がさない) 2 拡散筒内に外部フィルタホースからの水流を通せる(渦を巻いて溶かす) 3 CO2ストーンから細かい泡を出し溶解効率アップ 4 吸着ろ材とかを入れられる 5 方向が変えられる(下の吐出工が左右にまわせる) エルボが付属しているので上下角もつけられる 6 インラインではないのでメンテで外部フィルタを止めてホースを外さなくてよい 外部フィルターの排水パイプにホース(12/16mm)をかまして取り付けました。固くて入らない場合はお湯をコップにとってホースを浸せばホースが柔らかくなり取り付けやすくなります。 吐出口へつけるタイプの利点 二酸化炭素を節約するために、添加効率の高い拡散器にしたかったのですが、高効率だと言われるものはインラインタイプばかりですね。しかしインラインは困るんです。 インラインタイプではないというのは、私にとって重要で、4年も外部フィルターのホースを外していないので外すのが超面倒なんです。 インラインタイプは掃除のために頻繁に外す必要があるとも聞くので、そのたびに水漏れの危険があって(外部フィルタの掃除で何度水をあふれさせたことか)は困るなあと思っていました(インラインタイプは私はエアプですよ)。 高効率、メンテでホースを外さなくてよい ホースを外す用事は他にないのでインラインタイプを避けたかったのです。 外部フィルタを掃除しないのって聞かれそうですが、小型魚しかいないうえに外部フィルタの前に底面フィルターをストレーナー代わりにしているので、ここで物理ろ過されるから、外部フィルターは汚れが詰まることがありません。 一番には外部フィルタ内部の生物環境を壊したくないという決定的理由があります。この部分について詳しくはこちらをご覧ください。 性能発揮は3日後から この拡散器もストーンを使用します(付属)。ストーンを使って細かい泡を出すことは添加効率アップには欠かせないらしいですね。 細か目のストーンなので、発酵式だと圧力が足りず無理かもしれません。あと発酵式は汚れやすいからすぐ詰まってしまうのでは。ただストーンを普通のものに交換すればいいかも。 ストーンからの泡は取り付けて3日ほどは大きい泡しか出なかったけど、0.1mmぐらいに細かくなりました。 写真右上が拡散器 とくに浸して数日待ったわけではなく、すぐ取り付けてしまったけど、電磁弁で夜間は炭酸ガスを停止しているので浸ってきたのだとおもいます。 取り付けて数日は発生する泡が大きいので溶けきらないこともありましたが、泡が小さくなってくると溶けやすくなるみたい。 光を当てないことで 藻類の付着量が劇減 上の写真が暗いのは藻類付着防止のため遮光しているからです。 メンテ回数を減らすことができます。 この拡散器もそうですが、配管や器具類が目立たくなるから美観的にもいい手だと思いますよ。 拡散力をテストしたら スピコンを1秒10滴ほどに開けて二酸化炭素を沢山送り出して、筒内に貯めるだけ貯めてから1秒1滴に戻してみたら、筒内にあふれた二酸化炭素がみるみる減っていくのが目で確認できました。吐出口から泡が噴出することなく。 筒内の渦の中でガスがみるみる減っていくように見え、水位が戻っていきました。 一秒で1㎝筒内の水位が上がるような感じで。 凄い勢いで溶けますね! ガスを筒内にたくさん貯めると、圧がかかるからよく溶けるみたいです。もっと下に拡散筒を設置すれば水圧でもっと溶かせるのかもしれません。 ただ、溶かしすぎて 水草が間延び ビーシュリンプが全滅! 酸素の気泡がとくに出ないうちからです。 なので CO2濃度を上げすぎないようにバブルカウンター必須! 水質調整にも! これの筒の中に2個プラスチックろ材が入っているのが謎ですが、ここにサンゴ砂を入れちゃえば簡易カルシウムリアクターとしても活躍してくれそうです(キューバパールグラス向けに)。 こ、これはオススメダ!!…名前が「これ」ですいません。 中国語で「なんとか合一 CO2拡散筒D421」っぽい名前でした。 英語で「2in1 CO2 DIFFUSER」 販売ページはそんな名前ではなかったです。 溶かしすぎにご注意! 写真でも二酸化炭素の泡がほとんど写ってないように、溶けきってくれます。 良く溶けるからあまり多くを添加していたらビーシュリンプがひっくり返ったのを発見したので、5秒1滴に抑えています(130リットルほどの水槽)。 しかし手遅れだったらしく、ビーの姿が全く見えなくなってしまいました。たぶん全滅です。 実は自作のバブルカウンターが、エアチューブをボトルに突っ込んだだけのものだったので、泡が大きく、一秒一滴を基準にしても、普通のカウンターの数倍の量を添加しているということに気づいていませんでした。反省。 現在は径が細いチューブコネクタのようなものを追加して泡を細くしてカウントしています。 CO2を半月ほど添加しなかったらレインキーの色が緑になってきたので、少しでも添加した方がいいのは間違いないですね(発酵式の切れ目に化学式CO2DIYキットを注文したら到着に半月かかった)。 現在は間延びしないように抑えめに添加してるので、気泡はあまりついてないけど、量より安定供給が大事だと思います。 光はできるだけ強くしています。 それではレビューを終わります。 おつかれさまでした。 [0回]