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食いそうで食わない?

ボララスなどの極小型な熱帯魚と赤系水草、そしてエビとドワーフザリガニとラムズのコミュニティタンク(混泳水槽)の記事になってます。 とくに、魚の病気の治療と予防、コケ防止(藻類の抑制)、赤系水草の色揚げを無理のない方法をさぐり実践中!

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アルテルナンテラ・カージナリスを植え替え

年末の記事で追加した水草にアルテルナンテラ・カージナリスがあります。
その後コケだらけ+隣の水草に埋もれてしまいました。このアルテルナンテラを引き抜いて手前で鑑賞しようという記事です。
コケが消える日は来るのか、赤い葉は出てくるのか。2015年6月追記


 
2014年12月、購入直後の写真。
左端にある太い茎で大きな赤い葉の植物です。

記述漏れ:この場所には底面フィルターが入っていて、新たに植え替えた場所には底面フィルターが入っていないです。


2015年3月。アルテルナンテラが全然見えませんね。

いかん、このままではハイグロフィラとジャイアントアンブリアとウォーターウィステリアのジャングルに埋もれてしまう。

 
成長遅いアルテルナンテラ・カージナリスを一本抜いて手前に救出(写真中央下)。

検索したら赤系水草のうちで例外的に、明るくなくても赤くなるそうだし、手前の陰性水草ゾーンに植えて鑑賞することにしました。


↑ここで買ったわけではないですが、これはいいかも。

なぜなら購入した時に、農薬を抜く作業で冷水を掛け流ししていたら、弱らせてしまったので。

無農薬スネールなしなら導入時にすぐ植えられて、弱らせる心配はないですね。

購入時の葉はすでにない

弱ったせいか、水質が違いすぎた(pH4.4 KH6 GH4)のか、美しい状態だった購入時の葉は全部溶けてます。

溶けたらコケが喜ぶ栄養(Pリンなど)を放出。

購入直後の水草はコケと戦うどころかコケを増やす要因になることもありえるし、数週間前まではたしかにコケだらけでした。

リンクの水草も「半水中葉」(?)と書いてあるから古い葉が溶けるのは同じかもしれませんが。

ともかく、うちのやつは今残ってるのは新しい葉だけで、新しい葉は裏側だけが赤で、表は必ずしも赤くはありません。

もともと表はそれほど赤くはなかったかもしれませんが、その後は期待した発色や成長具合とは随分ちがってきています。


根張りも悪いです。
抜いたら数えられるほどの本数の根がちょろっと生えてるだけでした。

まとわりついたコケを取り除こうとすると一緒に抜けてしまう、というミスを何度かやりました。



でもかなり丈夫みたいで、購入した5本すべての株(茎?)が残っているので、キープしてそのうち綺麗になる方法を見つけてみたい。


成長の遅さのため、後ろで存在感を示すことはなかったです。

大きい葉だから後景向き、ではないんですね。
 
カリウムで新芽
カリウムは入れたほうが新芽の出がいいかも。添加をサボっていた液体の炭酸カルシウムを入れたら新芽を出し始めたのです。

底床にイニシャルスティックを刺すのもいいような、根張りが悪いから意味無いような。ソイルだったらもっとしっかり根を張るのでしょうか。

ただカリウムの量を増やしても高速化しない感じなので過剰投与でコケが出ることもありそうです。


二価鉄でトロロが付くのが怖い
陰性水草は皆そうですが、二価鉄を入れると明るい場所だとトロロかモズクみたいな藻類がでて、覆われやすいです。

トロロがつくと活着力があって手で取れなくなることもあります。

かといって二価鉄なしで明るいと黒ひげが出るから、本数的にはトロロの方がまだマシなのかな。

追記:トロロや黒ひげは換水が原因で、二価鉄を入れるとトロロ状に変わるようです。

陰性水草は、暗いほうが楽
黒ひげが付かない暗さでも陰性水草は成長します。

だから蛍光灯なら1本だけにして、さらに高くリフトするとか影にするとかして照度を減らすのが黒ひげ対策には効果的。

うちの場合は高演色LEDビームランプ他の組み合わせなので、奥向きに取り付け、手前の水草にはビームを当てないことで対策できてます。

コケがつきやすい陰性を手前に、つきにくい陽性を奥に植えているのです。

葉の色も明るさで変わる
写真のように、現在は葉の表面は緑色や黄色になっています。

葉の裏は赤ですが、表も赤くしてやるには適切な明るさに調節しなければならないのかもしれません。

先日、遮光+エルバージュ浴をやったときに緑になったから、暗すぎると緑色になるのでしょう。

逆に、ビームを当てていたら色が抜けてしまったので、明るすぎると白くなるみたいです。※解釈は間違いかも、後半の追記参照 



それで手前の暗いスペースが最適だろうと思い、ここに植え替えたので、ここから赤くなるのを観察するのが今回の記事の趣旨です。


写真は明るく写っているけど奥よりずっと暗いんです。

追記:この場所は底面フィルターが入っていない場所です。

この写真からがスタートラインで、以降写真を追記していく予定です。



蛇足ですが、真っ赤な極火蝦の足元に生えているのはホウオウゴケで、葉は半透明でかなり美しいコケだけど残念ながら、入れてから1ヶ月あまり、成長している様子は見られません。

活着もしてないです。




2015年05月03日 薬が分解され?飼育水の黄色みが落ちました。





新芽はかろうじて赤みが残っています。





見事に茶色く成長しました(笑)

茶色くなるということは、赤の色素に混じって、緑の色素が出てきているということに。

緑色は暗いと出てくるので、この位置は暗すぎたようです。



しかも、明るいところに残してあるアルテルナンテラの新芽が真っ赤に。



トリミングで上を覆っていたジャイアント・アンブリアがなくなって、明るく照らされて数日後の写真です。
写真は、葉っぱが邪魔で斜め上から撮ったから色ずれしてしまいましたが、上から見ても真っ赤に染まった美しい葉が出ています。


他の草が青っぽくなっているのは東芝ビームランプ(緑の表現力がイイ)が当たっていない所に、海水用スポットUVレッドブルー(色温度を上げる+赤の表現力を上げる目的)があたっているからです。うまく両方当たってないところだけこうなります。


かなり奥にあるのを拡大撮影したのでピントもずれてます。


まだほんの少ししかないけど、ワインレッドの葉が大変美しい。
もっと増やしていければいいんですが。


やっぱり、アルテルナンテラは明るいほうが赤くなるのかな??


では以前の白化した葉はなんだったのか。


考え方を改めてみて、思いつくのは、カリウムの過多か欠乏か、それとも水質に適応し始めたから赤くなってきただけなのか、解釈と再現には長い時間がかかりそうです。


それだけ時間を掛けたくなるほど、美しくて深い赤が目に写っています。

ともかくもう少し成長させないと。



もう6月になりましたが、イニシャルスティック施肥しそこねているのか、あんまり成長してませんでした。

追記:底面フィルターが入っていない場所に植えていれば、
明るくてももう少し綺麗に成長したかも?


逆に手前のこっちの方が調子いいです。

光とイニシャルスティックの両方が大事みたいですね(液体炭酸カリウムと2価鉄も少々入れてます)。






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